HiGH&LOW THE 戦国をライブビューイングで観ました。
コレ、観る前から楽しみにしていたんですよ。
宝塚の現役のジェンヌさんが、男役でLDHの舞台に出演なんて、一体どんな相乗効果があるのか!!
本当は生で観たかったけど、そんなにホイホイ東京に行けるわけではないし、生は泣く泣くあきらめて…ライブビューイングを観に行きました。
ちなみにHigh&LOWはほとんど見たことがありません…。全くのハイロー初心者です。
(以前宝塚でやったのは観たけど。)
そんなわたしでも、本作はすごく楽しめました。
ナレーションや映像使ってどういうお話なのか、分かりやすく説明してくださいましたし。
※余談ですが、HiGH&LOWは妖怪ウォッチでやっていた、パロディの『HiGH&妖』で初めて存在を知りました。
ライブビューイング1回だけなので、断片的にしか覚えていないし、台詞なんかもうろ覚えで…
なので考察等は置いといて(^_^)
こちらの日記は、ライビュをたったの1回だけ観た人の率直な感想と思っていただけたら幸いです。
※こちらの日記は若干ネタバレ要素を含んでおります。
DVD・BD待ちの方は、回れ右をお勧めいたします。
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<STORY>
───時は戦乱の世。
かつてその一帯には五つの社が建てられ、社の周辺はそれぞれ国が栄えていった。
以前は緑豊かだったが、内乱によって砂漠と化した《須和国》。
河口に栄えた水の都《乃伎国》。
生まれながらに戦う戦闘族が集まる火の国《尊武国》。
ここに《袁空国》、《佐峨国》を加えた五つの国が群雄割拠する時代。
各国の長たちは自国の繁栄を願い信頼できる仲間とともに戦いを続けていたが、彼らの戦意を我がものとするべく、忍び寄る影が……。
社に封印されたチカラを解き天下を治めんとする野望が、《須和国》《乃伎国》《尊武国》の三国を巻き込み大合戦へと発展していく……!
(公式サイトより)
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●全体の感想
まず、開演1分前から、スクリーンにカウントダウンが映し出される演出、あれに引き込まれました。
そしてやっぱりなんといっても殺陣とダンスが素晴らしかった>▽<
クルクル回転しながら斬りつけたり、斬られ役の方が斬られた瞬間宙返りしながらぶっ飛んだり。
合戦をダンスバトルで表現した演出が面白かった。
呪いのダンサー達の流れるような動きや、小刻みに動くダンスもすごかった。
あ〜ダンスと殺陣はホント生で観たかったわ…。
歌う時ハンドマイクを持って歌うのは、前もって聞いていたせいもあってか、あまり気にならなかったな〜。
後半のバラード3連発が、コンサートみたいでした。
ダンスあり、コンサートありで、まさに総合エンターテイメントでしたね。
あとこれは、ライビュでの演出になりますが、黄斬と湧水が同時に
『友よ、なぜ裏切った』
と言う場面のカット割、めちゃくちゃカッコよかったです。画面を2分割して、両者ともアップで映して。
元々は映像作品のコンテンツなんだな〜と実感しました。
●各国について
本作は、各国それぞれ、リーダーと、リーダーにドデカイ感情もった相棒的人物の関係がガッツリ描かれてまして…。
登場人物たちの関係がすてきなんですよ。
まず、須和国
須和国は、見た感じ上下関係が無く、仲間達は皆対等。リーダーの黄斬と幼馴染の吏希丸は、固い絆で結ばれているのですが、須和国の繁栄に対しては、お互いだいぶ異なる考えを持っていて、段々と筋縄ではいかなくなる様子も描かれてました。
続いて、尊武国
戦闘民族の国・尊武国は、熱く激しい。総大将の玄武は、生い立ちから、自分以外の人間はみんな敵との考えを持っているのですが、彼の腕に惚れ込んだ白銀は何があっても玄武について行き、最後は固い絆で結ばれます。
最後に、乃伎国
乃伎国は美しくて儚げ。殺陣も舞う様な感じです。城主の湧水に側近の弦流が思いを寄せていて、男性同士の恋が描かれています。
須和コンビや尊武コンビが、リーダーが龍の呪い(&その他もろもろ)が原因で正気じゃなくなり、相棒がなんとかしなきゃ〜って奔走するのに対し、乃伎コンビは、リーダーは龍の呪いにはかからず、側近の方が恋に狂って正気じゃなくて…(^□^;)
3つの国の仲間たちの描き方が三者三様で、そこがとーーーーーっても良かったです。
●各登場人物の、ビジュアル解禁直後の第一印象と観劇後の印象
なんか本作のキャラ、ビジュアル解禁直後や雑誌のインタビュー等で感じた印象と、実際観劇して感じた印象と、かなり違うキャラが多かったんですよね〜。
登場人物別にそれぞれまとめてみました。
劔 黄伊右衛門(黄斬)
・観劇前→
(ホンマの第一印象)おお〜オラオラしてそうだな〜。ハイローって感じする
(雑誌インタビュー読んだ後)なんか繊細な人っぽいぞ
・観劇後→優しさ、繊細さに関しては想像していた以上でした。
龍の呪いを断ち切ったっぽい展開でしたが、吏希丸を斬ったことが、その後の彼の心にどう影響しているのか、この辺りは気になるところです。
村上 吏希丸
・観劇前→おお〜せおっちめっちゃイケメン! なんかLDHの方々に溶け込んでる〜。
・観劇後→観劇前と後で、印象はそんなには変わらず。
やっぱどうしても自ら犠牲にならんでも良かったのに…ってのは思うなあ。というか吏希丸関係は1回見ただけでは、真意とかああいう行動に至った理由が分からない…(汗) もう一回観たら感想変わるかも!?
颯斗
●観劇前→ワ、ワ、ワルそうな顔してるな〜(笑) なんか目が合っただけでぶん殴られそう(汗)
●観劇後→まさかの須和国の物知り担当だった。インテリ系じゃないの。(少なくとも目が合っただけでぶん殴るような人ではなかった(笑))。
先行ビジュアル、なんであんな表情してたの??
戒
●観劇前→多分こういう外見のキャラによくある、荒っぽいけど気は優しいみたいなんだと思う。
●観劇後→親しみやすそうなキャラでしたね。アドリブは笑いながら涙出ましたw
神洲崎 湧水
・観劇前→他のキャラが皆すげえ目力で睨んでいる中で、1人静かに燃えている感じ。憂を帯びた中性的な美青年。マイティーが華奢だと思う日が来るとは!
・観劇後→戦う姿と弦流をバックハグする姿はまさに男!いや、漢!
まさか側近の方が姫だったとはね…。
『友として意見が聞きたい』の場面の「なあ、弦流(甘えた口調)」がなぜかめっちゃ耳に残っている。
姫川 弦流
・観劇前→
(ホンマの第一印象)沈着冷静な武人
(雑誌インタビュー読んだ後)儚くて切ないって何!!??
・観劇後→いや〜まさか許されぬ恋に身を焦がすキャラだったとわね〜。確かに切ない…(泣)
沈着冷静どころか全登場人物中一番冷静じゃなかった気がするわ(^□^;)
約3ヶ月前のわたしは、何を根拠に彼が冷戦沈着な武人だと思ったのだろう….。
余談ですが、ダンスを生で観たかった。
稲清水 鉄湯
・観劇前→血気盛んな乃伎の脳筋担当(ひでえw)
・観劇後→乃伎国は、湧水は「父上…私には早すぎたのです…」だわ、弦流は湧水のことしか見えていないわで、彼がいてくれて良かったと心から思った。あとビビりw
上宮地 玄武
・観劇前→おおお〜コレまたオラオラ系の人が出て来たな〜。なんか暴れ馬って感じ。
・観劇後→多分一番観劇前と観劇後で印象がそんなに違わなかった人。
生い立ちが可哀想なのですが、それ以上に自分の知らないうちに龍の呪いにかかるのが可哀想でした…。
余談ですが歌めっちゃ上手かった。
白銀 相生
・観劇前→目つきの鋭いクールな狂犬。玄武のことも冷静に諭してそうだわ。
・観劇後→健気なわんこ。ブカブカズボンがかわいい。
すごくどうでもいい話だけど、どうして白銀だけ苗字で呼ばれているのだろう??
番場 影森
・観劇前→祈祷とかしてそう。
・観劇後→あ、衣装が全然違う。仏のような人だな。ちなみに祈祷は別の人がしてました。
蛇之内 糜爛
・観劇前→ひょええええええ〜なんか凄いの出てきたぞw 名前といいカッコといいド直球な悪役。(ヴィラン=悪役、悪人の意味)
多分こいつが『忍び寄る影』でしょう。
こういうキャラ、大好きです(笑)
・観劇後→もっと魔王っぽいの想像していたら、弦流の恋話に興味津々の人間くさい人でした(違)
弧呂巣
・観劇前→もう名前で笑ってしまいましたw ネーミングセンスがすごい…。ああ見えて実は善良な人…はないか(^^;)
・観劇後→結構コミカル担当っぽかった。まあそもそも名前からして…w
ちなみに、登場人物の中で、誰が一番好きかと聞かれたら、キャラクター自体は白銀が好きです。
孤独な玄武を何があっても1人にしなかったところが好きです。
物語の登場人物として、面白いと言うか魅力的だったのは、恋に焦がれるあまりトンデモナイ行動をする弦流でした。例の刀スリスリとかセリフの数々だったり。
(弦流本人はいたって真剣なのに面白いって言ってゴメンね。)
色々書いたけど、ライビュ1回しか観ていないので、何回か観たら感想変わるかも。
なんか1回観ただけじゃ物足りないわ〜。また観たくて未だゲネの動画見てるし。
夏にDVD、我が家にお出迎えするかも!?
あと楽曲集めたCDって出ないのでしょ〜か?? 欲しい!!
全曲配信でもいいから!
そして気になるのは続編。今回出なかった袁空国や佐峨国がどんな感じなのか気になる〜。
冒頭に出てきた地図見た感じだと
袁空国→高い山がいくつかそびえ立っていた
佐峨国→大きな滝があった
のだけど、これが何か関係あるのかな?(あんま意味無かったりして…。)
LDHの作品、しっかり観たのは本作が初めてだったけど、
世の中には自分の知らなかった魅力的な世界がまだまだあるんだな〜と思った公演でした。
…余談ですが、ハイローザ戦国観るまで、LDHのグループは、
わたしの中では『三代目 J SOUL BROTHERS』で止まってました…(^□^;)
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