ティーモの創作日記~デジタル塗り分けトレーニング(後編)

前回の『デジタル絵塗り分けトレーニング』のお話の続きです。

 

 

前編でもお話した通り、デジタル絵は今まで『アニメ塗り』のようなフラットな塗り方や、それに少し手を加えた塗り方しかできなかったのです。

 

色をもっとガンガン厚く塗り重ねたり、逆にもっと柔らかく色を置きながら描きたいなあと思い、デジタル塗り分けのトレーニングを始めたワケなのです。んまあフラットな塗り方も好きなのですが。

 

 

デジタル絵に使うソフトは、前編でもちらっとふれましたがPhotoshopを主に使ってまして、初期に備わっているブラシをカスタマイズしたり、ソフトに備わっている機能を色々使ったりしているうちに、アニメ塗りのフラットな塗り方以外でも描ける様になりました。うん、少なくとも前よりかは…

それではトレーニング中に描いた『厚塗り』の絵と『ブラシ塗り』の絵をどーぞ。

 

 

その3・厚塗り

色を塗り重ねて厚くぬった感じの塗り方を、デジタル絵の世界では『厚塗り』と呼ぶそうですが、色をガンガン重ねていく塗り方は、ボクの性に合うなあ~と思いました。

絵を本格的に描いた入口が高校時代の油絵で、厚く塗り重ねて描くクセが付いていたのかもしれません

 

 

その4・ブラシ塗り

今度はグラデーションやぼかしを使ってベースと影を丁寧になじませる『ブラシ塗り』という塗り方のトレーニングをした絵を載せます。

厚塗りに対してこの『ブラシ塗り』は少々苦戦を強いられました…(汗)

どうも厚塗りっぽい感じになったというか何と言うか。やっぱりボクには色をガンガン塗り重ねていく塗り方が性に合っているのかもしれません。

でも苦戦を強いられた割には描いた絵自体は気に入っているのですよ。今までこういう感じの塗り方でデジタル絵を描いたことが無くて、絵の幅が広がったというか…。

 

 

最後にこちらの作品を

 

その5・アナログ風塗り

水彩画風に描いた絵と(上)、パステル画風に描いた絵(下)です。

Photoshopにもともと備わっている水彩系のブラシやパステル系のブラシをちょこっとカスタマイズして描いたものですが、思っていたよりもアナログに近い感じの絵になって、Photoshopでこんなにもアナログの雰囲気が出せるものなのかと感動したものです。

 

 

さいごにまとめ。

 

デジタル絵で色々な塗り方を試してみましたが、どんな塗り方をしても出てしまう、絵を描くときの自分の『クセ』みたいなものや、自分にとって描き易い塗り方があるんだなあ~と思いました。ボクの場合は『厚塗り』と『ブラシ塗り』のところでお話した、色を厚く塗る感じが自分に合う描き方だったワケなのですが…。

 

絵を描かれている他の方にもきっと、描いていて気持ちいいな~と思う描き方や、描きながらどうしても出てしまうクセのようなものがあると思うのですよ。そういうのが自分の個性であると思うので、大事にしていったらいいんじゃないかな~と思います。

 

ん、なんか最後にめずらしくマジメな話&ちょっと脱線をしてしまいましたが、以上『デシタル絵塗り分けトレーニング』のお話でした~☆