ティーモの創作日記~年賀状で見るイラスト進化(?)録・前編

早いもので、今年も残りあとわずかとなりましたね~。

今年賀状を書かれている方もいらっしゃるんじゃないでしょ~か。

 

そこで今回は“年賀状で見るイラスト進化録”と題して、ボクが今までに書いた十二支ひとまわり分の年賀状を紹介しながら、いったい12年でどのように絵がどのように変わっていったのか、どのように進化(?)していったかを語っていきたいと思います!!

 

 

2005年・酉年

 

「これからはイラスト制作にデジタルのソフトも使えないと!!」と思い、輪郭線をスキャナで取り込んだものに、フォトショップを使って色塗りした年賀状です。

が、当時はデジ絵関係の知識がまるっきり無かったものですから(汗)“輪郭線を潰さずにフォトショップで色を付ける方法”が分からず、しかも当時はペンタブレットも使っていなかった(というか存在すら知らなかった…)ので、色の塗り方がガッタガタのスッカスカ。まあそれでも当時はこれが精一杯だったわけなのですが…。

そんなこんなで、この年賀状作成に四苦八苦したのを気に、あ~ボクってデジタル向いてないな~と思ったのでありました。

 

 

2006年・戌年

 

いやっほ~い、待ちに待ったイヌ年だ~い、むほほほほ~い…と思いながら作成しました…(^□^;)

イヌっぽい男の子と、なんがかよくわからない生き物の女の子が描かれていますが、当時は(いや、今でもですが)限りなく動物に近い動物のキャラの男の子と、限りなく人間に近い動物キャラの女の子をセットで描くのが好きで、この年賀状にもこれが反映されています。

当時は(なぜか)木の板みたいなのに日本画の絵の具を使って絵を描くのにこっていて、それを反映させたつもりなのですが。

アナログで描いた絵をスキャナで取り込んでフォトショップで賀詞を打ち込んで、それをハガキにプリントして作成しましたが、この先に登場する年賀状のほとんどはこの方法で作成しています。

これ以上制作の流れを説明すると長くなるのでここでは省略するとして、木目の真ん中にある黒い線、今なら画像処理のソフトで消す方法知ってますけど、当時は詳しくよく知らなかったのだ…。ここでもデジタル音痴っぷりが…ああ~。

 

 

2007年・亥年

 

和っぽい感じになっておりますが、当時好きだったんですよ~。和風の人物キャラ描くのが。

そして何を思ったのか突然の写真使用。ちなみに写真は京都で撮ったものです。

そして絵の部分は今回も日本画の絵の具使っています。日本画の勉強していた時期がありまして、この頃はよく日本画の画材使って描いてましたね~。

ところでこの年賀状、重大なミスがあるのに気づいてしまいました!

和風な作品なのに賀詞が英語なんですよ!!!

ここは日本語使うべきだろ~が。いや~全体的なトータルバランスというものを全く考えておりませんね~(汗)

ちなみに“Happy New Yewr”の賀詞のあたまに“A”を付けるのって本当は×なんですよね。年賀状のデザインコンペに応募するようになってから、初めて知りました…。

 

 

2008年・子年

 

ネズミ年の年賀状は…と言いたいところなのですが、この年は喪中で年賀状が出せませんでした。

なにも無いのは何なので、同じ頃に描いたネズミ…ならぬハリネズミの男の子を載せました。

こちらの絵はアクリル絵の具をベースに、影の部分は色鉛筆とパステルを使って描いています。当時はこういうゴリゴリと厚塗りして描く感じが好きだったのです。

 

 

 

…と、長くなるので、『年賀状で見るイラスト進化録』はここでひとます終了。中編はまた後ほど。ではでは~。